レリヴァンス

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2019年8月31日

さかしょう @sakasyou0875@mstdn.jp
>かれは日常生活での常識を世界をとらえる第一次的概念とよび,社会科学の理論を,同じ世界の一部を,特定の関心(経済,政治などなど)から選び取って再構成した第二次的概念であるという。シュッツによると,日常世界での常識にもとづく思考(第一次的概念)は次のような特徴をもっている。
 
① 知識の社会的在庫(stock of knowledge) 日常世界では,私たちは,これまでにすでにその社会がつくりだしてきた知識の社会的在庫にもとづいてものごとを見る(病気の原因は現代人であれば目に見えないばい菌だと考える。昔は目に見えない悪霊の仕業と考えた。どちらが正しいかは別として,私たちはその社会の知的在庫にしたがってそう思っているのである)。こうした常識を自明視した見方をシュッツは自然的態度とよんでいる。

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さかしょう
@sakasyou0875@mstdn.jp
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>レリヴァンス(relevance)
 シュッツは,ひとびとがそのときに注意している領域をレリヴァンスという。仕事をしているときの人間のレリヴァンスは業務にかかわる領域だろうし,仕事を離れたときは家族との楽しみや,自分の趣味がレリヴァンスになるだろう。ひとびとのあいだに相互主観性がなりたつとは,ひとびとが共通のレリヴァンスをもつということである。
 
 多元的な現実(multiple reality)
 ひとびとは日常生活の世界以外にも,いくつかの非日常世界を体験する。夢の世界では日常と非日常が逆転する。学生の皆さんなら,日常生活の自然的態度とはことなったレリヴァンスにもとづく学問の世界があることを知っているだろう。宗教の世界にも日常世界とことなる現実(reality:当事者がそのときに「現実」であると感じたこと)が存在するだろう。シュッツによると,私たちは多様な世界で多元的な現実を経験する。しかし,そのなかでも日常生活の世界は,その他のさまざま世界の土台になる至高の現実(paramount reality)を提供する。
 

2019年8月31日 23:04 · Web · 1 · 0 · 0 · Webで開く
2019年8月31日

さかしょう @sakasyou0875@mstdn.jp
引用

現象学的社会学エスノメソドロジー http://www.hkg.ac.jp/~sawada/kougi/22/22.htm

現象学的社会学エスノメソドロジー
www.hkg.ac.jp
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